歴代の受賞者

2020年代の監督賞

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2020年代 | 2010年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
2024 クリストファー・ノーラン
「オッペンハイマー」

クリストファー・ノーラン

「映像話術の天才」と呼ばれ続けて四半世紀。 革新的な映画づくりに挑み続けてきた男が頂点に立った。

20代で初ノミネート

1970年ロンドン生まれ。29歳で撮った2作目「メメント」(2000年)で大ブレイク。 物語を結末から語るという手法で驚かせた。 時間の流れを逆さまにして、映画の文法や時間的距離を変えることに挑戦し、いきなりオスカー脚本賞にノミネートされた。

大物俳優に臆せず

メジャースタジオから出した次作「インソムニア」(2002年)では、心理的駆け引きのサスペンスを緊張感を持って描き、主観的真実と客観的真実は違うことを訴えた。アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンクという3人の大物オスカー俳優を巧みに演出した。

バットマンで新機軸

続いて「バットマン」3部作を手掛け、 スーパーヒーロー伝説に新たな歴史を刻む。 1作目「ビギンズ」でダークかつ物語性重視の新機軸を打ち出し、 続く2作目「ダークナイト」でジョーカー役にヒース・レジャーを起用。 心の闇の奥底まで悪魔が乗り移ったかのような悪役を造形した。 ダークナイトは全米興行収入歴代第3位を記録。作品賞ノミネートから漏れたことは、作品賞の候補を5枠から10枠に増やすという歴史的な制度変更の契機になった。

SFでも成功

2010年の「インセプション」では、重層的な夢の世界で複数の物語が同時進行するというややこしいストーリーを、一級の娯楽劇に仕上げた。オスカーの作品賞と脚本賞にダブルノミネート。 SF大作「インターステラー」(2014年)では、人類の生き残りを懸けて宇宙に向かう主人公の家族愛を壮大な映像力で表現。オスカー視覚効果賞を獲った。

「ダンケルク」で監督賞候補に

続く「ダンケルク」(2017年)では、第二次世界大戦の英国軍の撤退作戦を、CGを使わずに再現することに成功。迫真の戦闘描写が称賛された。作品賞に加えて、初めて監督賞にノミネートされた。

日本で高い人気

前作「テネット(Tenet)」は、米国内で商業的に厳しい結果になったが、日本ではリピーターが続出して大ヒットとなった(そもそもデビュー以来、常に日本で人気の高い監督だった)。

ロケ撮影によるリアル映像

映像にリアリティーを持たせるため、CGなどのVFX(視覚効果)に頼らず、 極力、ロケや綿密なセット構築したうえでの撮影を重視している。

ワーナーといったん決別

長年にわたり米ワーナー・ブラザースと組んでいたが、 ワーナーが前作「テネット」を劇場公開と同時にネット配信したことで対立。 袂を分かち、今作では米ユニバーサルが配給元になった。

最強カップル

妻のエマ・トーマス氏は敏腕プロデューサーとして知られ、これまでノーランの全映画をプロデュースしてきた。大学の寮で知り合ったというおしどり夫婦。映画界最強カップルの力が本作でもいかんなく発揮され、商業的にもキャリア最高の大成功をもたらした。

作品説明へ

ノーランのオスカー歴▼
作品 部門
2002 「メメント」 脚本賞ノミネート
2011 「インセプション」 作品賞ノミネート

脚本賞ノミネート
2018 「ダンケルク」 作品賞ノミネート

監督賞ノミネート
2024 「オッペンハイマー」 作品賞受賞

監督賞受賞

脚色賞ノミネート賞

【前哨戦での受賞】
・DGA(米監督組合賞)
・クリティクス・チョイス賞 監督賞
・英国アカデミー賞 監督賞
・ゴールデングローブ賞 監督賞
・ニューヨーク批評家賞 監督賞
・アトランタ批評家賞 監督賞
・ワシントン批評家賞 監督賞
・セントルイス批評家賞 監督賞

<受賞スピーチ▼>

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<コルベア対談1▼>

<コルベア対談2▼>

<コルベア対談3▼>

<コルベア対談4▼> 

<コルベア対談5▼>

<英国アカデミー賞スピーチ▼>
  • マーティン・スコセッシ
    「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
    マーティン・スコセッシ
    10回目の監督賞ノミネート
    【前哨戦での受賞】
    ・米国映画評議会賞(NBR)
    ・サンディエゴ批評家賞


  • ヨルゴス・ランティモス
    「哀れなるものたち」
    ヨルゴス・ランティモス
    【前哨戦での受賞】
    ・フィラデルフィア批評家賞
    ・フェニックス批評家賞


  • ジョナサン・グレイザー
    「関心領域」
    ジョナサン・グレイザー
    【前哨戦での受賞】
    ・全米映画批評家協会賞(NSFC)
    ・ロサンゼルス批評家賞(作品賞との2冠)
    ・ボストン批評家賞
    ・トロント批評家賞(作品賞との2冠)


  • ジュスティーヌ・トリエ
    「落下の解剖学」
    ジュスティーヌ・トリエ

2023 ダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

ダニエルズ

30代半ばの精鋭コンビ。本作がコンビとして長編2作目。

多次元宇宙(マルチバース)、カンフーアクション、家族劇、哲学論など数々の要素がてんこ盛りになった重層的かつ壮大なストーリーを、一本筋の通った娯楽作に仕上げた。

古今東西の様々な映画文化を取り入れつつ、唯一無二の映像体験を実現した手腕は見事。

ベテラン俳優の起用で成功

ベテラン俳優3人(ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ジェイミー・リー・カーティス)を起用し、そろって初のオスカーへと導いた功績も大きい。その千里眼とハイセンスな演出力については、映画界の重鎮たちも舌を巻いた。

台湾系&ゴジラファン

2人組のうち、ダニエル・クワンは中華系アメリカ人で米東部マサチューセッツ州出身。本作の登場人物(娘役)と同じようにアジア系移民2世(母親が台湾出身)。フェイバリット映画は「エターナル・サンシャイン」(2004年)。

一方、 ダニエル・シャイナートは南部アラバマ州の出身。中流家庭で育った。子供のころゴジラの映画に熱中。兄(現在ゲーム・デザイナー)が仲間と自主制作した映像作品に触発され、映画監督への道を志したという。

音楽ビデオで成功し、映画へ

2人はボストンの大学で映画を学んでいるときに出会った。卒業後、監督デュオとして音楽アーティストのビデオを手掛け、グラミー賞に2度ノミネートされた。
続き▼ その後、映画に参入し、「スイス・アーミー・マン」(2016年)でデビュー。サンダンス映画祭の監督賞などの賞に輝き、期待の新人として注目を浴びた。

映画的知性の高さ

若手とはいえ、かつてサム・メンデス監督がデビュー作「アメリカン・ビューティー」で作品賞と監督賞をダブル受賞した年齢(35歳)と変わらない。むしろ、若者らしからぬ地に足のついた言動と映画的知性の高さは、愛嬌のあるオタクキャラと相まって、広範囲な支持をもたらした。

【前哨戦での受賞(監督部門)】
・クリティック・チョイス賞
・DGA(米監督組合賞)
その他▼ ・アトランタ批評家賞
・ワシントン批評家賞
・シカゴ批評家賞
・フロリダ批評家賞
・ネバダ批評家賞
・ヒューストン批評家賞
・ハリウッド批評家賞

<受賞スピーチ▼>


  • スティーブン・スピルバーグ
    「フェイブルマンズ」
    スティーブン・スピルバーグ
    ※監督歴50年。巨匠の中の巨匠であり、現代最強の映画人。今作では、自らの少年期を題材に、「映画愛」「親子関係」という原点に立ち返った。監督賞ノミネートは今回で9度目(2年連続)。このうち、1994年「シンドラーのリスト」、1999年「プライベート・ライアン」で受賞を果たしている。76歳。
    【前哨戦での受賞】
    ・ゴールデングローブ賞
    ・米国映画評議会議(NBR)


  • トッド・フィールド
    「TAR(ター)」
    トッド・フィールド
    打率の高い寡作の監督(兼俳優)。16年ぶりに撮った長編3作目で、3本連続でのノミネートを果たした。
    続き▼ 長編1作目「イン・ザ・ベッドルーム」は作品賞と脚色賞の候補に。2作目「リトル・チルドレン」も脚色賞候補に。初めてオリジナル脚本で臨んだ今作では作品賞、監督賞、脚本賞の3部門ノミネートとなった。
    【前哨戦での受賞】
    ・ロサンゼルス批評家賞
    ・ボストン批評家賞


  • マーティン・マクドナー
    「イニシェリン島の精霊」
    マーティン・マクドナー
    ※自らのルーツであるアイルランドを舞台に、ユニークだが普遍性の高い会話劇を創造した。 俳優たちの熟された演技や撮影場所の風景・空気感の魅力を最大限に引き出した手腕も評価された。
    続き▼ 英国の演劇作家出身。映画界に入って初期の短編で、オスカー(短編実写映画賞、2006年)を受賞した経歴がある。長編1作目「ヒットマンズ・レクイエム」では脚本賞ノミネート。前作「スリー・ビルホード」では作品賞と脚本賞の候補に。長編4作目となる今作では作品、監督、脚本での3部門ノミネートを果たした。52歳。


  • リューベン・オストルンド
    「逆転のトライアングル」
    リューベン・オストルンド
    ※2作連続でのカンヌ最高賞(パルムドール)をひっさげてオスカーレースに参戦し、作品賞と監督賞の2部門ノミネートを果たした。
    続き▼ 監督賞では近年、ノミネート5枠のうちの少なくとも1つに非英語圏の監督が入ることが多いが、前年の濱口竜介監督に続いたのは、「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督(ドイツ)や「別れる決心」のパク・チャヌク監督(監督)ではなく、スウェーデン人のオストルンド監督だった。48歳。前作「ザ・スクエア 思いやりの聖域」ではオスカー国際映画賞に輝いている。

2022 ジェーン・カンピオン

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」

 ジェーン・カンピオン

1994年に「ピアノ・レッスン」で脚本賞を受賞して以来、2度目のオスカー獲得。

女性の監督賞は史上3人目。前年の「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督に続いて2年連続。

ニュージーランド出身のベテラン。しばらくテレビドラマに専念していたため、13年ぶりの映画製作となった。Netflixの資金を得て、細部にまでこだわり抜いた末に完成させた渾身の一作。

人間の深層心理を静かに掘り下げる西部劇。極めて精緻で完成度の高いドラマであり、かつスリラーとしても上質。前哨戦で圧勝し、最多12個のノミネートを獲得。作品賞も有力視されていたが、逃した。結局、受賞は監督賞のみだった。

説明→

作品紹介→

 予告編(監督版)→

 作品一覧(wiki)→

<受賞スピーチ▼>

2021 クロエ・ジャオ

「ノマドランド」

クロエ・ジャオ

女性として史上2人目の監督賞。2010年のキャスリン・ビグロー(ハート・ロッカー)以来、11年ぶり。

1982年北京生まれの中国籍。 アメリカで映画を学び、そのまま米国に住みついた。 本作が長編3作目。38歳。

前年のポン・ジュノ監督(韓国人、パラサイト)に続いて、2年連続のアジア人の監督賞受賞。 前々年はメキシコ人のアルフォンソ・キュアロンが獲得しており、 3年連続の外国人の受賞となった。

 作品一覧→

 作品の特別映像→

 レビューや過去作の紹介動画(シネコト)→

受賞スピーチ▼>
2020 ポン・ジュノ

「パラサイト 半地下の家族」

韓国人として初の監督賞。アジア人としてはアン・リー監督(台湾)以来、2人目。

強烈なオリジナリティにあふれる作品をつくったことが、 大絶賛された。 オスカー前哨戦の授賞式や受賞スピーチでの落ち着きと愛嬌を備えた振る舞いも好感された。

 作品一覧→

 受賞スピーチ(動画)と日本語訳→
  • サム・メンデス
    「1917 命をかけた伝令」
     作品一覧→
  • クエンティン・タランティーノ
    「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
     作品一覧→
  • マーティン・スコセッシ
    「アイリッシュマン」
     作品一覧→
     特集動画→
  • トッド・フィリップス
    「ジョーカー」
     作品一覧→

2010年代の監督賞

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2020年代↑ | 2010年代 | 2000年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
2019 アルフォンソ・キュアロン
「ROMA/ローマ」

※メキシコ人。
  • スパイク・リー
    「ブラック・クランズマン」
  • ヨルゴス・ランティモス
    「女王陛下のお気に入り」
  • アダム・マッケイ
    「バイス」
  • パヴェウ・パヴリコフスキ
    「COLD WAR あの歌、2つの心」
     作品一覧(マイ・サマー・オブ・ラブ→イーダ→
2018 ギレルモ・デル・トロ
(シェイプ・オブ・ウォーター)
  • クリストファー・ノーラン(ダンケルク)
  • ジョーダン・ピール(ゲット・アウト)
  • グレタ・ガーウィグ(レディ・バード)
  • ポール・トーマス・アンダーソン(ファントム・スレッド)
2017 デミアン・チャゼル
「ラ・ラ・ランド」

オリジナルの曲と脚本で、廃れつつあった古典ミュージカルのスタイルを復活させた。 学生時代から構想を温めていたという。当時32歳。史上最年少の受賞となった。
  • バリー・ジェンキンズ「ムーンライト」
  • ケネス・ロナーガン「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
  • ドゥニ・ヴィルヌーヴ「メッセージ」
  • メル・ギブソン「ハクソー・リッジ 命の戦場」
2016 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
「レヴェナント 蘇えりし者」
  • アダム・マッケイ「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
  • ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
  • レニー・アブラハムソン「ルーム」
  • トム・マッカーシー「スポットライト 世紀のスクープ」
2015 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
  • リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
  • ベネット・ミラー「フォックスキャッチャー」
  • モルテン・ティルドゥム「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
  • ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」
2014 アルフォンソ・キュアロン
「ゼロ・グラビティ」
  • スティーブ・マックイーン「それでも夜は明ける」
  • アレクサンダー・ペイン「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
  • マーティン・スコセッシ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
  • デヴィッド・O・ラッセル「アメリカン・ハッスル」
2013 アン・リー
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」

台湾出身。「ブロークバック・マウンテン」に続いて2度目の監督賞となった。 本作では、極限状態におかれた人間の想像力に迫った。
  • ミヒャエル・ハネケ「愛、アムール」
  • スティーブン・スピルバーグ「リンカーン」
  • デビッド・O・ラッセル「世界にひとつのプレイブック」
  • ベン・ザイトリン「ハッシュパピー バスタブ島の少女」
2012 ミシェル・アザナビシウス
「アーティスト」

ハリウッド映画界の愛や葛藤を、無声(サイレント)の白黒映像で描いた。 監督は当時45歳。カラー映画で育った世代である。製作にあたり、 数百本の無声映画を研究した。チャールズ・チャプリンの「街の灯」(1931年)からはメロドラマでありながらユーモアもある二面性を取り込んだ。 脚本執筆時、こういう映画を撮ることに価値があるのか自信が揺らいだこともあったという。
  • アレクサンダー・ペイン「ファミリー・ツリー」
  • テレンス・マリック「ツリー・オブ・ライフ」
  • ウディ・アレン「ミッドナイト・イン・パリ」
  • マーティン・スコセッシ「ヒューゴの不思議な発明」
2011 トム・フーパー
「英国王のスピーチ」

エリザベス2世の父であるジョージ6世が主人公。子供のころから吃(きつ)音に悩んでいたジョージ6世は、禁じられた恋のために王位を捨てた兄エドワードに代わって国王になる。そして、ナチス・ドイツとの開戦を前に国民の心を1つにするためのスピーチを行うことになる。 困難を克服していく王の姿が感動を呼ぶ。
  • ダーレン・アロノフスキー「ブラック・スワン」
  • デヴィッド・O・ラッセル「ザ・ファイター」
  • デヴィッド・フィンチャー「ソーシャル・ネットワーク」
  • コーエン兄弟「トゥルー・グリット」
2010 キャスリン・ビグロー
「ハート・ロッカー」
  • ジェームズ・キャメロン「アバター」
  • クエンティン・タランティーノ「イングロリアス・バスターズ」
  • リー・ダニエルズ「プレシャス」
  • ジェイソン・ライトマン「マイレージ、マイライフ」

2000年代の監督賞

 | 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000 | 

2010年代↑ | 2000年代 | 1990年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
2009 ダニー・ボイル
「スラムドッグ$ミリオネア」
  • デイヴィッド・フィンチャー「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
  • ガス・ヴァン・サント「ミルク」
  • ロン・ハワード「フロスト×ニクソン」
  • スティーヴン・ダルドリー「愛を読むひと」
2008 ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン
「ノーカントリー」
  • ジュリアン・シュナーベル「潜水服は蝶の夢を見る」
  • ジェーソン・ライトマン「JUNO/ジュノ」
  • トニー・ギルロイ「フィクサー」
  • ポール・トーマス・アンダーソン「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
2007 マーティン・スコセッシ
「ディパーテッド」

特集動画→
  • クリント・イーストウッド「硫黄島からの手紙」
  • スティーヴン・フリアーズ「クィーン」
  • ポール・グリーングラス「ユナイテッド93」
  • アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ「バベル」
2006 アン・リー
「ブロークバック・マウンテン」
  • ジョージ・クルーニー「グッドナイト&グッドラック」
  • ポール・ハギス「クラッシュ」
  • ベネット・ミラー「カポーティ」
  • スティーヴン・スピルバーグ「ミュンヘン」
2005 クリント・イーストウッド
「ミリオン・ダラー・ベイビー」

特集動画→
  • テイラー・ハックフォード「Ray/レイ」
  • マイク・リー「ヴェラ・ドレイク」
  • アレクサンダー・ペイン「サイドウェイ」
  • マーティン・スコセッシ「アビエイター」
2004 ピーター・ジャクソン
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
  • ソフィア・コッポラ「ロスト・イン・トランスレーション」
  • クリント・イーストウッド「ミスティック・リバー」
  • ピーター・ウィアー「マスター・アンド・コマンダー」
  • フェルナンド・メイレレス「シティ・オブ・ゴッド」
2003 ロマン・ポランスキー
「戦場のピアニスト」
  • ベドロ・アルモドバル「トーク・トゥ・ハー」
  • スティーヴン・ダルドリー「めぐりあう時間たち」
  • ロブ・マーシャル「シカゴ」
  • マーティン・スコセッシ「ギャング・オブ・ニューヨーク」
2002 ロン・ハワード
「ビューティフル・マインド」
  • ロバート・アルトマン「ゴスフォード・パーク」
  • デヴィッド・リンチ「マルホランド・ドライブ」
  • リドリー・スコット「ブラックホーク・ダウン」
  • ピター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング」
2001 スティーブン・ソダーバーグ
「トラフィック」
  • アン・リー「グリーン・デスティニー」
  • スティーヴン・ソダーバーグ「エリン・ブロコビッチ」
  • スティーヴン・ダルドリー「リトルダンサー」
  • リドリー・スコット「グラディエーター」
2000 サム・メンデス
「アメリカン・ビューティー」
  • ラッセ・ハルストレム「サイダーハウス・ルール」
  • マイケル・マン「インサイダー」
  • M・ナイト・シャラマン「シックス・センス」
  • スパイク・ジョーンズ「マルコヴィッチの穴」

1990年代の監督賞

 | 1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 | 1990 | 

2000年代↑ | 1990年代 | 1980年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1999 スティーブン・スピルバーグ
「プライベート・ライアン」

スピルバーグにとって「シンドラーのリスト」に続いて2度目の監督賞。

主演は「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ2/一期一会」で2年連続アカデミー賞主演男優賞を受賞し、トップスターの座に上り詰めたトム・ハンクス。

欧州の激戦地から1人の新兵を救い出すために8人の兵士たちが集結。その指令に時に疑問を抱きながら、彼らは決死の作戦を展開。

果たして名誉の価値とは?そして命と引き換えの特命とは何なのか?

共演には「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で注目されたばかりの頃のマット・デイモン、後に売れっ子アクション・スターとなるヴィン・ディーゼルなど当時の期待の若手たちが顔をそろえた。
  • ジョン・マッデン「恋におちたシェイクスピア」
  • ロベルト・ペニーニ「ライフ・イズ・ビューティフル」
  • テレンス・マリック「シン・レッド・ビューティフル」
  • ピーター・ウィアー「トゥルーマン・ショー」
1998 ジェームズ・キャメロン
「タイタニック」
  • ガス・ヴァン・サント「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
  • ピーター・カッタネオ「フル・モンティ」
  • アトム・エゴヤン「スウィート・ヒアアフター」
  • カーティス・ハンソン「LAコンフィデンシャル」
1997 アンソニー・ミンゲラ
「イングリッシュ・ペイシェント」
  • スコット・ヒックス「シャイン」
  • マイク・リー「秘密と嘘」
  • ミロス・フォアマン「ラリー・フリント」
  • ジョエル・コーエン「ファーゴ」
1996 メル・ギブソン
「ブレイブハート」
  • マイケル・ラドフォード「イル・ポスティーノ」
  • クリス・ヌーナン「ベイブ」
  • マイク・フィッギス「リービング・ラスベガス」
  • ティム・ロビンス「デッドマン・ウォーキング」
1995 ロバート・ゼメキス
「フォレスト・ガンプ/一期一会」
  • クエンティン・タランティーノ「パルプ・フィクション」
  • ウディ・アレン「ブロードウェイと銃弾」
  • ロバート・レッド・フォード「クイズ・ショウ」
  • テレサ・コネリー「トリコロール/赤の愛」
1994 スティーブン・スピルバーグ
「シンドラーのリスト」

受賞スピーチ→

映画史に残る大ヒット作を次々に製作してきたスピルバーグが、ついにオスカーを獲得した。

スピルバーグが原作を読んだのは1982年、「E・T」で大成功の直後だった。 ユダヤ人の血を引く彼は、「ユダヤ系であるが故の義務」を果たすべく、映画化を決意する。しかし実現までに10年の歳月が流れた。脚本が難航したせいだ。

共同製作と配給のユニバーサル社は当初、「当たるわけがない」と難色を示した。しかし、スピルバーグ監督は、監督料を返上し、興行収入からの歩合も辞退してまでこの映画に賭けた。
  • ジム・シェリダン「父の祈りを」
  • ジェームズ・アイヴォリー「日の名残り」
  • ロバート・アルトマン「ショート・カッツ」
  • ジェーン・カンピオン「ピアノ・レッスン」
1993 クリント・イーストウッド
「許されざる者」
  • マーティン・ブレスト「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」
  • ニール・ジョーダン「クライング・ゲーム」
  • ロバート・アルトマン「ザ・プレイヤー」
  • ジェームズ・アイヴォリー「ハワーズ・エンド」
1992 ジョナサン・デミ
「羊たちの沈黙」
  • バリー・レビンソン「バグジー」
  • オリバー・ストーン「JFK」
  • リドリー・スコット「テルマ&ルイーズ」
  • ジョン・シングルトン「ボーイズン・ザ・フッド」
1991 ケビン・コスナー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
  • マーティン・スコセッシ「グッドフェローズ」
  • スティーブン・フリアーズ「グリフターズ/詐欺師たち」
  • バーベット・シュローズ「運命の逆転」
  • フランシス・フォード・コッポラ「ゴッドファーザーパートⅢ)
1990 オリバー・ストーン
「7月4日に生まれて」
  • ピーター・ウィアー「いまを生きる」
  • ウディ・アレン「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
  • ジム・シェリダン「マイ・レフトフット」
  • ケネス・ブラナー「ヘンリー五世」

1980年代の監督賞

 | 1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 | 1981 | 1980 | 

1990年代↑ | 1980年代 | 1970年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1989 バリー・レビンソン
「レインマン」
  • マーティン・スコセッシ「最後の誘惑」
  • マイク・ニコルズ「ワーキング・ガール」
  • チャールズ・クライトン「ワンダとダイヤと優しい奴ら」
  • アラン・パーカー「ミシシッピー・バーニング」
1988 ベルナルド・ベルトルッチ
「ラストエンペラー」
  • エイドリアン・ライン「危険な情事」
  • ノーマン・ジュイソン「月の輝く夜に」
  • ラッセ・ハルストレム「マイ・ライフ・アズ・ドッグ」
  • ジョン・ブアマン「戦場の小さな天使たち」
1987 オリバー・ストーン
「プラトーン」
  • デヴッド・リンチ「ブルーベルベット」
  • ジェームズ・アイヴォリー「眺めのいい部屋」
  • ウディ・アレン「ハンナとその姉妹」
  • ローランド・ジョフィ「ミッション」
1986 シドニー・ポラック
「愛と哀しみの果て」
  • 黒澤明「乱」
  • ヘクトール・バベンコ「蜘蛛女のキス」
  • ピーター・ウィアー「刑事ジョン・ブック/目撃者」
  • ジョン・ヒューストン「女と男の名誉」
1985 ミロス・フォアマン
「アマデウス」
  • ローランド・ジョフィ「キリング・フィールド」
  • ウディ・アレン「ブロードウェイのダニー・ロイズ」
  • デビッド・リーン「インドへの道」
  • ロバート・ペントン「プレイス・イン・ザ・ハート」
1984 ジェームズ・L・ブルックス
「愛と追憶の日々」
  • マイク・ニコルズ「シルクウッド」
  • ブルース・ベレスフォード「テンダー・マーシー」
  • ピーター・イエーツ「ドレッサー」
  • イングマール・ベルイマン「ファニーとアレクサンデル」
1983 リチャード・アッテンボロー
「ガンジー」
  • シドニー・ルメット「評決」
  • スティーブン・スピルバーグ「E.T」
  • ウォルフガング・ペーターゼン「U.ボート」
  • シドニー・ポラック「トッツィー」
1982 ウォーレン・ビーティー
「レッズ」
  • ルイ・マル「アトランティック・シティ」
  • スティーブン・スピルバーグ「レイダース/失われたアーク」
  • ヒュー・ハドソン「炎のランナー」
  • マーク・ライテル「黄昏」
1981 ロバート・レッド・フォード
「普通の人々」
  • ロマン・ポランスキー「テス」
  • マーティン・スコセッシ「レイジング・ブル」
  • デヴィッド・リンチ「エレファント・マン」
  • リチャード・ラッシュ「スタントマン」
1980 ロバート・ベントン
「クレイマー・クレイマー」
  • ボブ・フォッシー「オール・ザット・ジャズ」
  • フランシス・フォード・コッポラ「地獄の黙示録」
  • エドゥアール・モリナロ「Mr.レディMr.マダム」
  • ピーター・イエーツ「ヤング・ゼネレーション」

1970年代の監督賞

 | 1979 | 1978 | 1977 | 1976 | 1975 | 1974 | 1973 | 1972 | 1971 | 1970 | 

1980年代↑ | 1970年代 | 1960年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1979 マイクル・チミノ
「ディア・ハンター」
  • ウディ・アレン「インテリア」
  • ハル・アシュビー「帰郷」
  • ウォーレン・ベイティ、バック・ヘンリー「天国から来たチャンピオン」
  • アラン・パーカー「ミッドナイト・エクスプレス」
1978 ウディ・アレン
「アニー・ホール」
  • ハーバート・ロス「愛と喝采の日々」
  • フレッド・ジンネマン「ジュリア」
  • ジョージ・ルーカス「スター・ウォーズ」
  • スティーヴン・スピルバーグ「未知との遭遇」
1977 ジョン・G・アヴィルドセン
「ロッキー」
  • イングマール・ベルイマン「鏡の中の女」
  • リナ・ウェルトミューラー「セブン・ビューティーズ」
  • アラン・J・パクラ「大統領の陰謀」
  • シドニー・ルメット「ネットワーク」
1976 ミロシュ・フォアマン
「カッコーの巣の上で」
  • シドニー・ルメット「狼たちの午後」
  • ロバート・アルトマン「ナッシビル」
  • スタンリー・キューブリック「バリー・リンドン」
    特集動画→
  • フェデリコ・フェリーニ「フェリーニのアマルコルド」
1975 フランシス・フォード・コッポラ
「ゴッドファーザーPART2」
  • フランソワ・トリュフォー「映画に愛をこめてアメリカの夜」
  • ジョン・カサヴェテス「こわれゆく女」
  • ロマン・ポランスキー「チャイナタウン」
  • ボブ・フォッシー「レニー・ブルース」
1974 ジョージ・ロイ・ヒル
「スティング」
  • ジョージ・ルーカス「アメリカン・グラフィティ」
  • ウィリアム・フリードキン「エクソシスト」
  • イングマール・ベルイマン「叫びとささやき」
  • ジョージ・ロイ・ヒル「スティング」
  • ベルナルド・ベルトルッチ「ラストタンゴ・イン・パリ」
1973 ボブ・フォッシー
「キャバレー」
  • ヤン・トロエル「移民者たち」
  • フランシス・フォード・コッポラ「ゴッドファーザー」
  • ジョセフ・L・マンキウィッツ「探偵<スルース>」
  • ジョン・ブアマン「脱出」
1972 ウイリアム・フリードキン
「フレンチ・コネクション」
  • スタンリー・キューブリック「時計じかけのオレンジ」
  • ジョン・シュレンジャー「日曜日は別れの時」
  • ノーマン・ジュイソン「屋根の上のバイオリン弾き」
  • ピーター・ボグダノヴィッチ「ラスト・ショー」
1971 フランクリン・J・シャフナー
「パットン大戦車軍団」
  • アーサー・ヒラー「ある愛の詩」
  • ケン・ラッセル「恋する女たち」
  • フェデリコ・フェリーニ「サテリコン」
  • ロバート・アルトマン「M★A★S★Hマッシュ」
1970 ジョン・シュレシンジャー
「真夜中のカーボーイ」
  • ジョージ・ロイ・ヒル「明日に向って撃て!」
  • アーサー・ペン「アリスのレストラン」
  • コスタ=ガヴラス「Z」
  • シドニー・ポラック「ひとりぼっちの青春」

1960年代の監督賞

 | 1969 | 1968 | 1967 | 1966 | 1965 | 1964 | 1963 | 1962 | 1961 | 1960 | 

1970年代↑ | 1960年代 | 1950年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1969 キャロル・リード
「オリバー!」
  • ジッロ・ポンテコルヴォ「アルジェの戦い」
  • スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」
  • アンソニー・ハーヴェイ「冬のライオン」
  • フランコ・ゼフィレッリ「ロミオとジュリエット」
1968 マイク・ニコルズ
「卒業」
  • アーサー・ペン「俺たちに明日はない」
  • スタンリー・クレイマー「招かれざる客」
  • ノーマン・ジュイソン「夜の大捜査線」
  • リチャード・ブルックス「冷血」
1967 フレッド・ジンネマン
「わが命つきるとも」
  • クロード・ルルーシュ「男と女」
  • マイク・ニコルズ「バージニア・ウルフなんかこわくない」
  • リチャード・ブルックス「プロフェッショナル」
  • ミケランジェロ・アントニオーニ「欲望」
1966 ロバート・ワイズ
「サウンド・オブ・ミュージック」

1914年、インディアナ州生まれ。同州のフランクリン・カレッジを経て映画界に入り、音響編集の見習いから始めた。1941年、チーフ編集マンとして「市民ケーン」の製作を担当。1961年、監督として「ウエスト・サイド物語」を発表した。 「サウンド・オブ・ミュージック」の後も、スティーブ・マックイーン主演「砲艦サンパブロ」(1966年)、SF映画「スター・トレック」(1979年)などバラエティーに富んだ作品を次々と発表。 さまざまなジャンルで名作を生み出した多才な監督として活躍した。

2005年に91歳で死去。映画評論家の水野晴郎氏は「ボクシング映画『罠』で短く鋭く映像をつなぐ“スタカット・ダイレクト”で映画界に多大な影響を与えた。ミュージカルもので頂点を極めた監督だが、『地球が静止する日』などスペクタクルに社会的メッセージを込めることもできる稀有な監督だった」と惜しんだ。
  • ウィリアム・ワイラー「コレクター」
  • 勅使河原宏「砂の女」
  • ジョン・シュレシンジャー「ダーリング」
  • デヴィッド・リーン「ドクトル・ジバゴ」
1965 ジョージ・キューカー
「マイ・フェア・レディ」
  • マイケル・カコヤニス「その男ゾルバ」
  • スタンリー・キューブリック「博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」
  • ピーター・グレンヴィル「ベケット」
  • ロバート・スティーヴンソン「メリー・ポピンズ」
1964 トニー・リチャードソン
「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
  • エリア・カザン「アメリカアメリカ」
  • オットー・プレミンジャー「枢機卿」
  • マーティン・リット「ハッド」
  • フェデリコ・フェリーニ「8 1/2」
1963 デヴィッド・リーン
「アラビアのロレンス」
  • ロバート・マリガン「アラバマ物語」
  • ピエトロ・ジェルミ「イタリア式離婚狂想曲」
  • アーサー・ペン「奇跡の人」
  • フランク・ペリー「リサの瞳のなかに」
1962 ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
「ウエスト・サイド物語」

アカデミー賞史上はじめて、ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンスの共同監督2人に監督賞のオスカーが渡された。

ブロードウェイの舞台を映画化した作品。本作が登場するまで、ミュージカルといえば楽しいおとぎ話という印象が強かった。だが、ジェローム・ロビンズ監督がまず舞台において現実感のあるミュージカルを作り出した。ワイズ監督は、その現実性をさらに追求した。

ワイズ監督は、後に「サウンド・オブ・ミュージック」でもオスカー監督賞を受賞した。
  • フェデリコ・フェリーニ「甘い生活」
  • J・リー・トンプソン「ナバロンの要塞」
  • スタンリー・クレイマー「ニュールンベルグ裁判」
  • ロバート・ロッセン「ハスラー」
1961 ビリー・ワイルダー
「アパートの鍵貸します」
  • アルフレッド・ヒッチコック「サイコ」
  • フレッド・ジンネマン「サンダウナーズ」
  • ジュールス・ダッシン「日曜はダメよ」
  • ジャック・カーディフ「息子と恋人」
1960 ウィリアム・ワイラー
「ベン・ハー」
  • ジョージ・スティーヴンス「アンネの日記」
  • フレッド・ジンネマン「尼僧物語」
  • ジャック・クレイトン「年上の女」
  • ビリー・ワイルダー「お熱いのがお好き」

1950年代の監督賞

 | 1959 | 1958 | 1957 | 1956 | 1955 | 1954 | 1953 | 1952 | 1951 | 1950 | 

1960年代↑ | 1950年代 | 1940年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1959 ヴィンセント・ミネリ
「恋の手ほどき」
  • リチャード・ブルックス「熱いトタン屋根の猫」
  • ロバート・ワイズ「私は死にたくない」
  • スタンリー・クレイマー「手錠のまゝの脱獄」
  • マーク・ロブソン「六番目の幸福」
1958 デヴィッド・リーン
「戦場にかける橋」
  • シドニー・ルメット「十二人の怒れる男」
  • ビリー・ワイルダー「情婦」
  • ジョシュア・ローガン「サヨナラ」
  • マーク・ロブソン「青春物語」
1957 ジョージ・スティーヴンス
「ジャイアンツ」
  • マイケル・アンダーソン「八十日間世界一周」
  • ウォルター・ラング「王様と私」
  • キング・ヴィダー「戦争と平和」
  • ウィリアム・ワイラー「友情ある説得」
1956 デルバート・マン
「マーティ」
  • エリア・カザン「エデンの東」
  • デヴィッド・リーン「旅情」
  • ジョシュア・ローガン「ピクニック」
  • ジョン・スタージェス「日本人の勲章」
1955 エリア・カザン
「波止場」
  • アルフレッド・ヒッチコック「裏窓」
  • ビリー・ワイルダー「麗しのサブリナ」
  • ジョージ・シートン「喝采」
  • ウィリアム・A・ウェルマン「紅の翼」
1954 フレッド・ジンネマン
「地上より永遠に」
  • ジョージ・スティーヴンス「シェーン」
  • チャールズ・ウォルタース「リリー」
  • ビリー・ワイルダー「第十七捕虜収容所」
  • ウィリアム・ワイラー「ローマの休日」
1953 ジョン・フォード
「静かなる男」
  • セシル・B・デミル「地上最大のショウ」
  • ジョン・ヒューストン「赤い風車」
  • ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ「五本の指」
  • フレッド・ジンネマン「真昼の決闘」
1952 ジョージ・スティーヴンス
「陽のあたる場所」
  • ジョン・ヒューストン「アフリカの女王」
  • エリア・カザン「欲望という名の電車」
  • ヴィンセント・ミネリ「巴里のアメリカ人」
  • ウィリアム・ワイラー「探偵物語」
1951 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
「イヴの総て」
  • ジョージ・キューカー「ボーン・イエスタデイ」
  • ジョン・ヒューストン「アスファルト・ジャングル」
  • キャロル・リード「第三の男」
  • ビリー・ワイルダー「サンセット大通り」
1950 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
「三人の妻への手紙」
  • キャロル・リード「落ちた偶像」
  • ロバート・ロッセン「オール・ザ・キングスメン」
  • ウィリアム・A・ウェルマン「戦場」
  • ウィリアム・ワイラー「女相続人」

1940年代の監督賞

 | 1949 | 1948 | 1947 | 1946 | 1945 | 1944 | 1943 | 1942 | 1941 | 1940 | 

1950年代↑ | 1940年代 | 1930年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1949 ジョン・ヒューストン
「黄金」
  • アナトール・リトヴァク 「蛇の穴」
  • ジーン・ネグレスコ 「ジョニー・ベリンダ」
  • ローレンス・オリヴィエ 「ハムレット」
  • フレッド・ジンネマン 「山河遥かなり」
1948 エリア・カザン
「紳士協定」
  • ジョージ・キューカー「二重生活」
  • エドワード・ドミトリク「十字砲火」
  • ヘンリー・コスター「気まぐれ天使」
  • デヴィッド・リーン「大いなる遺産」
1947 ウィリアム・ワイラー
「我等の生涯の最良の年」
  • クラレンス・ブラウン「子鹿物語」
  • フランク・キャプラ「素晴らしき哉、人生!」
  • デヴィッド・リーン「逢びき」
  • ロバート・シオドマク「殺人者」
1946 ビリー・ワイルダー
「失われた週末」
  • クラレンス・ブラウン「緑園の天使」
  • アルフレッド・ヒッチコック「白い恐怖」
  • レオ・マッケリー「聖メリーの鐘」
  • ジャン・ルノワール「南部の人」
1945 レオ・マッケリー
「我が道を往く」
  • ヘンリー・キング「ウィルソン」
  • アルフレッド・ヒッチコック「救命艇」
  • オットー・プレミンジャー「ローラ殺人事件」
  • ビリー・ワイルダー「深夜の告白」
1944 マイケル・カーティス
「カサブランカ」
  • ジョージ・スティーヴンス「The More the Merrier/ザ・モア・ザ・メリア」
  • エルンスト・ルビッチ「天国は待ってくれる」
  • ヘンリー・キング「聖処女」
  • クラレンス・ブラウン「町の人気者」
1943 ウィリアム・ワイラー
「ミニヴァー夫人」
  • マイケル・カーティス「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」
  • ジョン・ファロー「ウェーク島攻防戦」
  • マーヴィン・ルロイ「心の旅路」
  • サム・ウッド「嵐の青春」
1942 ジョン・フォード
「わが谷は緑なりき」
  • ウィリアム・ワイラー「偽りの花園」
  • アレクサンダー・ホール「幽霊紐育を歩く」
  • ハワード・ホークス「ヨーク軍曹」
  • オーソン・ウェルズ「市民ケーン」
1941 ジョン・フォード
「怒りの葡萄」
  • ジョージ・キューカー「フィラデルフィア物語」
  • アルフレッド・ヒッチコック「レベッカ」
  • サム・ウッド「恋愛手帖」
  • ウィリアム・ワイラー「月光の女」
1940 ヴィクター・フレミング
「風と共に去りぬ」
  • フランク・キャプラ「スミス都へ行く」
  • ジョン・フォード「駅馬車」
  • サム・ウッド「チップス先生さようなら」
  • ウィリアム・ワイラー「嵐が丘」

1930年代の監督賞

 | 1939 | 1938 | 1937 | 1936 | 1935 | 1934 | 1933 | 1932 | 1931 | 1930 | 

1940年代↑ | 1930年代 | 1920年代↓

監督賞
受賞者 ノミネート
1939 フランク・キャプラ
「我が家の楽園」
  • マイケル・カーティス「汚れた顔の天使」
  • マイケル・カーティス「四人の姉妹」
  • ノーマン・タウログ「少年の町」
  • キング・ヴィダー「城砦」
1938 レオ・マッケリー
「新婚道中記」
  • ウィリアム・ディターレ「ゾラの生涯」
  • シドニー・フランクリン「大地」
  • グレゴリー・ラ・カーヴァ「ステージ・ドア」
  • ウィリアム・A・ウェルマン「スタア誕生」
1937 フランク・キャプラ
「オペラ・ハット」
  • グレゴリー・ラ・カーヴァ「襤褸と宝石」
  • ロバート・Z・レナード「巨星ジーグフェルド」
  • W・S・ヴァン・ダイク「桑港」
  • ウィリアム・ワイラー「孔雀夫人」
1936 ジョン・フォード
「男の敵」
  • ヘンリー・ハサウェイ「ベンガルの槍騎兵」
  • フランク・ロイド「戦艦バウンティ号の叛乱」
1935 フランク・キャプラ
「或る夜の出来事」
  • ヴィクター・シャーツィンガー「恋の一夜」
  • W・S・ヴァン・ダイク「影なき男」
1934 フランク・ロイド
「カヴァルケード」
  • フランク・キャプラ「一日だけの淑女」
  • ジョージ・キューカー「若草物語」
1933 フランク・ボーゼイジ
「バッド・ガール」
  • キング・ヴィダー「チャンプ」
  • ジョセフ・フォン・スタンバーグ「上海特急」
1932 ノーマン・タウログ
「スキピイ」
  • クラレンス・ブラウン「自由の魂」
  • ルイス・マイルストン「犯罪都市」
  • ウェズリー・ラッグルス「シマロン」
  • ジョセフ・フォン・スタンバーグ「モロッコ」
1931 ルイス・マイルストン
「西部戦線異状なし」
  • クラレンス・ブラウン「アンナ・クリスティ、ロマンス」
  • ロバート・Z・レナード「結婚双紙」
  • エルンスト・ルビッチ「ラヴ・パレイド」
  • キング・ヴィダー「ハレルヤ」
1930 フランク・ロイド
「情炎の美姫」
  • ライオネル・バリモア「マダムX」
  • ハリー・ボーモント「ブロードウェイ・メロディー」
  • アーヴィング・カミングス「懐しのアリゾナ」
  • フランク・ロイド 「愛の曳網」
  • エルンスト・ルビッチ「The Patriot」

1920年代の監督賞

 | 1929 | 

1930年代↑ | 1920年代

監督賞
受賞者 ノミネート
1929 <ドラマ部門>
フランク・ボーゼージ
「第七天国」
  • キング・ヴィダー「群衆」
  • ハーバート・ブレノン「ソレルと其の子」
<コメディ部門>
ルイス・マイルストン
「美人国二人行脚」
  • テッド・ワイルド「ロイドのスピーディー」