アカデミー賞の国際映画賞(外国語映画賞)の受賞作の一覧です。 歴代の結果の全リスト。
2022年の受賞→年 | 受賞作 | 国 | |
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2023 | 「西部戦線異状なし」 | ドイツ | 詳細▼ |
2022 | 「ドライブ・マイ・カー」 | 日本 | 詳細▼ |
2021 | 「アナザーラウンド」 | デンマーク | 詳細▼ |
2020 | 「パラサイト 半地下の家族」 | 韓国 | 詳細▼ |
2019 | 「ROMA/ローマ」 | メキシコ | 詳細▼ |
2018 | 「ナチュラルウーマン」 | チリ | 詳細▼ |
2017 | 「セールスマン」 | イラン | 詳細▼ |
2016 | 「サウルの息子」 | ハンガリー | 詳細▼ |
年 | 受賞作 | 監督 | |
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2022 |
「ドライブ・マイ・カー」
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濱口竜介 | 詳細▼ |
2009 |
「おくりびと」
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滝田洋二郎 | 詳細▼ |
1956 |
「宮本武蔵」
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稲垣浩 | |
1955 |
「地獄門」
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衣笠貞之助 | |
1952 |
「羅生門」
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黒澤明 |
年 | 受賞作 | 監督 | |
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2019 |
「万引き家族」
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是枝裕和 | 詳細▼ |
2004 |
「たそがれ清兵衛」
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山田洋次 | 詳細▼ |
1982 |
「泥の河」
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小栗康平 | 詳細▼ |
1981 |
「影武者」
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黒澤明 | 詳細▼ |
1976 |
「サンダカン八番娼館・望郷」
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黒澤明 | 詳細▼ |
1972 |
「どですかでん」
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黒澤明 | 詳細▼ |
1968 | 「智恵子抄」 | 中村登 | 詳細▼ |
1966 |
「怪談」
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小林正樹 | 詳細▼ |
1965 |
「砂の女」
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勅使河原宏 | 詳細▼ |
1964 |
「古都」
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中村登 | 詳細▼ |
1962 |
「永遠の人」
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木下恵介 | 詳細▼ |
1958 |
「ビルマの竪琴」
動画配信(Amazon)→ |
市川崑 | 詳細▼ |
国際映画賞は、英語以外の映画が対象です。 当初は「特別賞」「名誉賞」などと呼ばれていましたが、 1957年から「外国語映画賞」という名前になりました。 さらに、2020年から「国際長編映画賞」(International Feature Film)という名称に変更されました。
日本映画では、1952年に巨匠・黒澤明監督の「羅生門」が受賞。
1955年には衣笠貞之助監督の「地獄門」が獲得しました。
さらに、翌年の1956年には稲垣浩監督の「宮本武蔵」が選ばれ、
2年連続で邦画が受賞するという快挙を成し遂げました。
その後、1975年に黒澤明監督のソ連(現ロシア)映画「デルス・ウザーラ」が受賞したものの、
日本映画は受賞から遠ざかっていました。
2009年、滝田洋二郎監督の「おくりびと」が久しぶりに受賞を果たしました。
2019年は「ROMA/ローマ」が受賞。日本からノミネートされていた「万引き家族」は受賞を逃しました。
2020年は、韓国の「パラサイト 半地下の家族」が受賞しました。
韓国映画として初ノミネート、初受賞となりました。
(オスカー・ウォッチ編集部)
国際映画賞にノミネートされるためには、 まず母国の代表として選ばれる必要があります。 各国の代表は、それぞれの国の映画団体が選びます。 1国につき1作品だけです。
主催団体の米国アカデミー協会(AMPAS)は、 各国の代表作品の中から、 最終候補を10作品ほど選びます。 これは「ショートリスト」と呼ばれます。 このショートリストの中から、 アカデミー会員の投票によって、 ノミネートの5本が選定されます。
日本の代表は「日本映画製作者連盟」(略称・映連)が選ぶことになっています。 この団体は、東映、東宝、松竹、KADOKAWAの映画配給大手4社で構成されます。 1996年、「Shall we ダンス?」が日本代表に選ばれない、という事件が起きました。
2022年の日本代表は「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)が選ばれました。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した作品です。
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(2020年代 | 2010年代↓)
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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2023 |
「西部戦線異状なし」
![]() 国:ドイツ ドイツ語の戦争映画。原作はドイツ生まれの作家エリッヒ・レマルクが1929年に出版したベストセラー小説。 ハリウッドのスタジオが92年前にも映画化しており、そのときはアカデミー作品賞(1931年)を受賞した。 今回、小説の母国ドイツでの初の映画化となった。第一次世界対戦の残忍さを世界に伝えた反戦ストーリーが、現代の最高レベルの映画技術で蘇った。 ドイツ軍の志願兵として戦線に乗り込んだ主人公が、塹壕(ざんごう)での毒ガス、機関銃、戦車など思いもかけなかった凄惨な経験を重ねる。 ロシアの対ウクライナ侵略戦争による悲劇が日々伝えられるなか、極めて生々しく、心に突き刺さる上質な一本として支持を集めた。 前年の「ドライブ・マイ・カー」(日本)のように、作品賞と国際映画賞のダブルノミネートを果たした。技術部門でも票を集め、計9部門での候補入り。このうち4部門で受賞した。 外国語映画として異例の強さを見せた。Netflixの本年度イチオシだった。 監督:エドワード・ベルガー 配給:ネットフリックス 【前哨戦での受賞】 ・英国アカデミー賞 非英語作品賞 【配信:ネトフリ】 |
※2023年の全部門→ |
2022 |
「ドライブ・マイ・カー」
【日本】 (濱口竜介監督) ![]() 日本映画として2009年の「おくりびと」以来13年ぶり。通算5作目。 【作品の紹介→】 【受賞歴→】 過去の日本映画の受賞作→ 予告編→ 動画配信(アマゾン)→ |
※2022年の全部門→ |
2021 |
「アナザーラウンド」 (デンマーク) (公開:2021年9月3日) ・予告編→ ・町山ラジオ解説→ ![]() 日本からは「朝が来る」(河瀬直美監督)が出品されました。しかし、予選段階で落選。ノミネート候補作品(ショートリスト)に入りませんでした。 |
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2020 |
「パラサイト 半地下の家族」
(韓国) 公開:2020年1月10日 ・予告編→ ・字幕版(Amazon)→ ・吹替版(Amazon)→ ![]() |
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年 | 受賞作品 | ノミネート |
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2019 | 「ROMA/ローマ」 (メキシコ) (公開:2018年12月からNetflixで配信) ・予告編→ ・Netflix→ アルフォンソ・キュアロン監督が、自身の少年期を投影して製作したNetflixオリジナルのヒューマンドラマ。中産階級の家で家政婦をする女性を通して、政治的混乱の渦中にあった1970年初頭のメキシコでの1年を描く。アカデミー賞では、外国語映画賞のほか、監督賞など計3部門を受賞した。主演は本作で女優デビューを果たしたヤリッツァ・アパリシオ。 |
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2018 | 「ナチュラルウーマン」 (チリ) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2017 | 「セールスマン」 (イラン) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2016 | 「サウルの息子」 (ハンガリー) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2015 | 「イーダ」 (ポーランド・デンマーク) |
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2014 | 「グレート・ビューティー 追憶のローマ」 (イタリア) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2013 | 「愛、アムール」 (オーストリア) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2012 | 「別離」 (イラン) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2011 | 「未来を生きる君たちへ」 (デンマーク) |
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2010 | 「瞳の奥の秘密」 (アルゼンチン) |
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| 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 2001 | 2000 |
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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2009 | 「おくりびと」 (日本) 監督:滝田洋二郎 ・Amazonビデオ→ ・予告編→ |
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2008 | 「ヒトラーの贋札」 (オーストリア) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2007 | 「善き人のためのソナタ」 (ドイツ) |
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2006 | 「ツォツィ」 (南アフリカ) |
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2005 | 「海を飛ぶ夢」 (スペイン) |
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2004 | 「みなさん、さようなら。」 (カナダ) ・予告編(Amazonビデオ字幕版)→ |
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2003 | 名もなきアフリカの地で (ドイツ) |
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2002 | ノー・マンズ・ランド (ボスニア・ヘルツェゴビナ) |
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2001 | グリーン・デスティニー (台湾) |
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2000 | オール・アバウト・マイ・マザー (スペイン) |
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| 1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 | 1991 | 1990 |
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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1999 | ライフ・イズ・ビューティフル (イタリア) |
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1998 | キャラクター/孤独な人の肖像 (オランダ) |
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1997 | コーリャ 愛のプラハ (チェコ) |
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1996 | アントニア (オランダ) |
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1995 | 太陽に灼かれて (ロシア) |
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1994 | ベルエポック (スペイン) |
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1993 | インドシナ (フランス) |
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1992 | エーゲ海の天使 (イタリア) |
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1991 | ジャーニー・オブ・ホープ (スイス) |
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1990 | ニュー・シネマ・パラダイス (イタリア) |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2023年の全部門(特集ページ)→ | 2022年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 1989 | 1988 | 1987 | 1986 | 1985 | 1984 | 1983 | 1982 | 1981 | 1980 |
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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1989 | ペレ (デンマーク) |
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1988 | バベットの晩餐会 (デンマーク) |
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1987 | 追想のかなた (オランダ) |
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1986 | オフィシャル・ストーリー (アルゼンチン) |
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1985 | La Diagonale du fou (スイス) |
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1984 | ファニーとアレクサンデル (スウェーデン) |
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1983 | Volver a empezar (スペイン) |
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1982 | メフィスト (ハンガリー) |
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1981 | モスクワは涙を信じない (ソビエト連邦) |
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1980 | ブリキの太鼓 (西ドイツ) |
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| 1979 | 1978 | 1977 | 1976 | 1975 | 1974 | 1973 | 1972 | 1971 | 1970 |
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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1979 | ハンカチのご用意を (フランス) |
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1978 | これからの人生 (フランス) |
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1977 | ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー (コートジボワール) |
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1976 | デルス・ウザーラ (ソビエト連邦) |
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1975 | フェリーニのアマルコルド (イタリア) |
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1974 | 映画に愛をこめて アメリカの夜 (フランス) |
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1973 | ブルジョワジーの秘かな愉しみ (フランス) |
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1972 | 悲しみの青春 (イタリア) |
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1971 | 殺人捜査 (イタリア) |
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1970 | Z (アルジェリア) |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2023年の全部門(特集ページ)→ | 2022年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 1969 | 1968 | 1967 | 1966 | 1965 | 1964 | 1963 | 1962 | 1961 | 1960 |
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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1969 | 戦争と平和 (ソビエト連邦) |
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1968 | 厳重に監視された列車 (チェコスロバキア) |
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1967 | 男と女 (フランス) |
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1966 | 大通りの店 (チェコスロバキア) |
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1965 | 昨日・今日・明日 (イタリア) |
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1964 | 8 1/2 (イタリア) |
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1963 | シベールの日曜日 (フランス) |
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1962 | 鏡の中にある如く (スウェーデン) |
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1961 | 処女の泉 (スウェーデン) |
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1960 | 黒いオルフェ (フランス) |
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2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | 1980年代 | 1970年代 | 1960年代 | 1950年代 | 1940年代 | 2023年の全部門(特集ページ)→ | 2022年の全部門→ | ページの先頭↑ | トップページ→
| 1959 | 1958 | 1957 | 1956 | 1955 | 1954 | 1953 | 1952 | 1951 | 1950 |
年 | 受賞作品 | ノミネート |
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1959 | ぼくの伯父さん (フランス) |
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1958 | カビリアの夜 (イタリア) |
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1957 | 道 (イタリア) |
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年 | 受賞作(国) | 監督 |
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1956 | 「宮本武蔵」 (日本) 動画配信(Amazon)→ |
稲垣浩 |
1955 | 「地獄門」 (日本) 動画配信(Amazon)→ |
衣笠貞之助 |
1954 | 表彰なし | |
1953 | 「禁じられた遊び」 (フランス) |
ルネ・クレマン |
1952 | 「羅生門」 (日本) 動画配信(Amazon)→ |
黒澤明 |
1951 | 「鉄格子の彼方」 (フランス、イタリア) |
ルネ・クレマン |
1950 | 「自転車泥棒」 (イタリア) |
ヴィットリオ・デ・シーカ |
(1950年代↑ | 1940年代)
年 | 受賞作(国) | 監督 |
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1949 | 「聖バンサン」 (フランス) |
モーリス・クロシュ |
1948 | 「靴みがき」 (イタリア) |
ヴィットリオ・デ・シーカ |