アカデミー賞(オスカー)の助演男優賞の一覧です。 歴代の受賞者とノミネートの全リスト。
年 | 受賞者 | 詳細 |
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2025 |
【予想】キーラン・カルキン
「リアル・ペイン~心の旅」 |
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2024 |
ロバート・ダウニーJr
「オッペンハイマー」 |
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2023 |
キー・ホイ・クァン
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 |
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2022 |
トロイ・コッツァー
「コーダ あいのうた」 |
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2021 |
ダニエル・カルーヤ
「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」 |
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2020 |
ブラッド・ピット
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 |
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2019 |
マハーシャラ・アリ
「グリーンブック」 |
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2018 |
サム・ロックウェル
「スリー・ビルボード」 |
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2017 |
マハーシャラ・アリ
「ムーンライト」 |
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2016 |
マーク・ライランス
「ブリッジ・オブ・スパイ」 |
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2015 |
J・K・シモンズ
「セッション」 |
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2014 |
ジャレッド・レト
「ダラス・バイヤーズクラブ」 |
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2013 |
クリストフ・バルツ
「ジャンゴ 繋がれざる者」 |
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2012 |
クリストファー・プラマー
「人生はビギナーズ」 |
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2011 |
クリスチャン・ベール
「ザ・ファイター」 |
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2010 |
クリストフ・バルツ
「イングロリアス・バスターズ」 |
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2009 |
ヒース・レジャー
「ダークナイト」 |
候補▼ |
2008 |
ハビエル・バルデム
「ノーカントリー」 |
候補▼ |
2007 |
アラン・アーキン
「リトル・ミス・サンシャイン」 |
候補▼ |
2006 |
ジョージ・クルーニー
「シリアナ」 |
候補▼ |
2005 |
モーガン・フリーマン
「ミリオン・ダラー・ベイビー」 |
候補▼ |
2004 |
ティム・ロビンス
「ミスティック・リバー」 |
候補▼ |
2003 |
クリス・クーパー
「アダプテーション」 |
候補▼ |
2002 |
ジム・ブロードベント
「アイリス」 |
候補▼ |
2001 |
ベニチオ・デル・トロ
「トラフィック」 |
候補▼ |
2000 |
マイケル・ケイン
「サイダーハウス・ルール」 |
候補▼ |
1999 |
ジェームズ・コバーン
「アフリクション/白い刻印」 |
候補▼ |
1998 |
ロビン・ウィリアム
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」 |
候補▼ |
1997 |
キューバ・グッディング・Jr
「ザ・エージェント」 |
候補▼ |
1996 |
ケヴィン・スペンシー
「ユージュアル・サスペクツ」 |
候補▼ |
1995 |
マーティン・ランドー
「エド・ウッド」 |
候補▼ |
1994 |
トミー・リー・ジョーンズ
「逃亡者」 |
候補▼ |
1993 |
ジーン・ハックマン
「許されざる者」 |
候補▼ |
1992 |
ジャック・パランス
「シティ・スリッカーズ」 |
候補▼ |
1991 |
ジョー・ペシ
「グッドフェローズ」 |
候補▼ |
1990 |
デンゼル・ワシントン
「グローリー」 |
候補▼ |
1989 |
ケヴィン・クライン
「ワンダとダイヤと優しい奴ら」 |
候補▼ |
1988 |
ショーン・コネリー
「アンタッチャブル」 |
候補▼ |
1987 |
マイケル・ケイン
「ハンナとその姉妹」 |
候補▼ |
1986 |
ドン・アメチー
「コクーン」 |
候補▼ |
1985 |
ハイン・S・ニュール
「キリング・フィールド」 |
候補▼ |
1984 |
ジャック・ニコルソン
「愛と追憶の日々」 |
候補▼ |
1983 |
ルイス・ゴセット・Jr
「愛と青春の旅たち」 |
候補▼ |
1982 |
ジョン・ギールグッド
「ミスター・アーサー」 |
候補▼ |
1981 |
ティモシー・ハットン
「普通の人々」 |
候補▼ |
1980 |
メルヴィン・ダグラス
「チャンス」 |
候補▼ |
1979 |
クリストファー・ウォーケン
「ディア・ハンター」 |
候補▼ |
1978 |
ジェイスン・ロバーズ
「ジュリア」 |
候補▼ |
1977 |
ジェイスン・ロバーズ
「大統領の陰謀」 |
候補▼ |
1976 |
ジョージ・バーンズ
「ニール・サイモンのサンシャイン・ボーイズ」 |
候補▼ |
1975 |
ロバート・デ・ニーロ
「ゴッドファーザーPART2」 |
候補▼ |
1974 |
ジョン・ハウスマン
「ペーパー・チェイス」 |
候補▼ |
1973 |
ジョエル・グレイ
「キャバレー」 |
候補▼ |
1972 |
ベン・ジョンスン
「ラスト・ショー」 |
候補▼ |
1971 |
ジョン・ミルズ
「ライアンの娘」 |
候補▼ |
1970 |
ギグ・ヤング
「ひとりぼっちの青春」 |
候補▼ |
1960年代以前 | 一覧▼ |
史上最高の名脇役と言われるウォルター・ブレナンが過去に3度受賞し、 最多記録を保持しています。 日本人では、2004年の渡辺謙(ラストサムライ)ら3名が過去にノミネートされました。(オスカー・ウォッチ編集部)
| 2025 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
(2020年代 | 2010年代↓)
助演男優賞 | ||
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年 | 受賞 | ノミネート |
2024 |
ロバート・ダウニーJr
「オッペンハイマー」 科学者オッペンハイマーの公職追放をめぐる政治ドラマが描かれる本作において、そのカギを握る政府高官を演じた。 現実味たっぷり「アイアンマン」など過去の数々の有名キャラターの面影を消し去り、全くの別人に変身。 権力欲や虚栄心が強く腹黒い政治的キャラクターを現実味たっぷりに造形した。見せ場を支える会話シーンはもとより、 手のしぐさから表情の微妙な変化にいたるまで、派手さはないが強烈な印象を残す表現を連発。 立体的で深いドラマの見せ場を支えた。 若いころから実力が高く評価されてきた一流スターの真骨頂が、存分に発揮された。チャプリン役で初候補にオスカーノミネートは3回目。 1度目は、実に30年前(1993年)にさかのぼる。 伝記映画「チャーリー」で喜劇王チャーリー・チャプリンを演じ、主演男優賞にノミネート。当時26歳ながら10代から88歳までのチャプリンを演じた。 2009年には活劇コメディ「トロピック・サンダー」で助演男優賞にノミネートされた。薬物中毒から脱却1965年4月生まれ、米ニューヨーク出身。父は映画監督、母は女優。5歳の時に初めて父の監督作に出演し、1980年代は青春映画で活躍した。2000年代初頭に人気テレビドラマ「アリー・myラブ」に出演したころから麻薬の常習者になり、何度も刑務所に入った。その後、リハビリ施設入所やヨガなどによって中毒から立ち直ったという。 マーベル黄金期の立役者2008年の「アイアンマン」で初めてスーパー・ヒーロー役(トニー・スターク)を演じ、大当たり。 米コミック「マーベル」のシリーズ化の起点となった。 2010年代のアメコミ映画の黄金時代をど真ん中で支え続けた。 「シャーロック・ホームズ」シリーズでも主役を務め、大ヒットへと導いた。「頼れる兄貴分」映画業界への貢献度はとてつもない。撮影現場では「頼れる兄貴分」として同業者から高評価を得ており、かつての問題児の影はない。【作品説明へ】 【前哨戦での受賞】 ・SAGアワード(俳優組合賞) ・クリティクス・チョイス賞 ・英国アカデミー賞 ・ゴールデングローブ賞 ・フィラデルフィア批評家賞 ・フェニックス批評家賞 ・サンディエゴ批評家賞 ・アトランタ批評家賞(タイ) <受賞スピーチ▼> 動画集を開く▼<登場シーンなど▼><スティングと一緒に歌う▼> <ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> <「チャーリー」の予告編▼> |
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2023 |
キー・ホイ・クァン
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 「グーニーズ」「インディ・ジョーンズ2~魔宮の伝説」で世界的に有名になったアジア系子役が、20年ぶりに俳優業に復帰。ハリウッドに旋風を巻き起こした。 人情味とクールさのギャップ気弱で頼りない中年男性から、地球を救う戦士、ダンディー伊達男などへと変貌する役柄。 コミカルな立ち振る舞い、キレのある格闘技アクション、心を打つ愛情表現により、観客の心をつかんだ。ベトナム移民ベトナム生まれの51歳。名前の正確な発音はキー・フイ・クァン。子役時代の芸名なジョナサン・キー。中華系。4歳だった1975年、混乱期のベトナムからボートで逃れ、香港の難民キャンプに1年滞在。米国へ移住した。 配役がなく裏方に10代前半でハリウッドスターに。しかし、アジア系向けの配役が少なかったこともあり、俳優の仕事に恵まれず、小さなオーディションにも落ちまくったという。続き▼技術を磨き続けるそれでも映画への情熱を捨てきれず、大学で映画学を専攻し、卒業後は裏方の仕事に従事した。カンフーなどの技術も磨き、スタント指導者や撮影現場の通訳、助監督として食いつないだ。 そんな元スターに、若き監督が目をつけ、うってつけの役をオファーした。愛されキャラ前哨戦で独走。一連の授賞式での感動的なスピーチは、世界の映画ファンを泣かせた。飾らずに喜怒哀楽を表わす「愛されキャラ」ぶりにも注目が集まり、本年度賞レースの好感度ナンバー1に。【前哨戦での受賞】 ・SAGアワード ・クリティック・チョイス賞 ・NY批評家賞 その他▼・ゴールデングローブ賞・ロサンゼルス批評家賞 ・全米映画批評家協会賞(NSFC) ・ボストン批評家賞 ・アトランタ批評家賞 ・ワシントン批評家賞 ・シカゴ批評家賞 ・フロリダ批評家賞 ・ネバダ批評家賞 ・ヒューストン批評家賞 ・ハリウッド批評家賞 ・ゴッサム賞 <受賞スピーチ▼> <受賞後の会見▼> 動画集を開く▼<格闘シーン▼><子役時代▼> <ゴールデングローブ賞の受賞スピーチ▼> |
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2022 |
トロイ・コッツァー
「コーダ あいのうた」 ろう者の俳優としては2人目のオスカー受賞。1人目は本作で共演した女優マーリー・マトリンだった。男優としては初。 情熱的でやや破天荒なろう者の父親役をコミカルに演じた。 作品の中で最も笑わせ、泣かせる存在。 手話が分からない人にも喜怒哀楽をしっかりと豊かに伝える迫真の演技が、多数の観客の心をつかんだ。 今回の「コーダ旋風」の最大の立役者。助演賞争いの前哨戦の中盤までは「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のコディ・スミット・マクフィーの独走を許していたが、終盤のSAGアワード(全米俳優組合賞)で大勝利。このときの手話によるエネルギッシュで濃密なスピーチが反響を呼び、さらに支持が広がった。その猛烈な勢いが、作品賞レースにも飛び火した。 53歳。生活費に苦慮しながらも、俳優業をやめなかった努力の人。 <受賞スピーチ▼> 【作品紹介→】 予告編(トロイ・コッツァー版)→ 作品一覧(wiki)→ |
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2021 |
ダニエル・カルーヤ
「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」 「ゲット・アウト」(2018年)での主演男優賞ノミネート以来2度目の候補入りにして初のオスカー獲得となった。 黒人運動の指導者フレッド・ハンプトンを演じた。 スピーチ場面などでの言葉の説得力や、本人が乗り移ったかのようなカリスマ性は圧巻。 静かなシーンでもしっかりと魅せ、表現力の幅広さを証明した。 他のキャストとともに、 演技で魅了する秀作を実現。 なぜか「主演」のスタンフィールドまで、一緒に「助演」賞に一緒にノミネートされるというオマケもついた。 <受賞スピーチ▼> 作品一覧→ 動画(スピーチのシーン)→ レビュー動画(シネコト)→ |
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2020 |
ブラッド・ピット
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 55歳にしてキャリア最高の演技を見せた。 主演のレオナルド・ディカプリオも名演だったが、 強烈な存在感とカッコよさで老若男女を絶句させたブラピには、 絶賛の嵐が沸き起こった。 「それでも夜は明ける」のプロデューサーの一人として受賞したことはあるが、俳優としては初受賞。 俳優部門では過去に「12モンキーズ(助演)」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(主演)」「マネーボール(主演)」でノミネートされた。 一連の前哨戦でほぼ無敗。 それぞれの授賞式でのスピーチも最高の出来栄えだった。 大御所のアル・パチーノもジョー・ペシも、 この勢いは止められなかった。 <受賞スピーチ▼> 【作品紹介→】 本編映像→ 作品一覧→ |
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| 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 |
助演男優賞 | ||
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年 | 受賞 | ノミネート |
2019 |
マハーシャラ・アリ
「グリーンブック」 前々年の「ムーンライト」に続いて2回目の受賞。 実在の天才ピアニスト、ドン・シャーリーを演じた。洗練された立ち振る舞い、落ち着いたたたずまいを表現。感情を乱さない知的人間になりきった。 孤独感をにじませるところも見事。頑固な性格ながら、時折見せるユーモアや人間臭さが光った。 ピアノを3か月特訓しただけあって、演奏シーンの身のこなしも巧み。 ヴィゴ・モーテンセンとのコンビも見事にマッチした。この2人の演技が、本作の作品賞に絶大な貢献を果たしたことは間違いない。 1974年2月、米オークランド生まれ。バスケ選手としての奨学金で大学へ。会社勤めを経て、ニューヨーク大学の大学院で演劇を学んだ後、テレビで俳優のキャリアをスタートさせた。 2008年、デビッド・フィンチャー監督「ベンジャミン・バトン」で、ブラッド・ピットの育ての親を演じた。さらに、Netflixドラマ「ハウス・オブ・カード」で知名度を高めた。 2016年の「ムーンライト」でオスカー初受賞。 <受賞スピーチ▼> |
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2018 |
サム・ロックウェル
「スリー・ビルボード」 短気な差別主義者の警察官を演じた。イカれぶり、単細胞ぶりを見事に表現。心境の変化も説得力あり。 もともとコミカルさを交えながら悪人を演じるのが得意だったが、本作でその本領が発揮された。 1968年、カリフォルニア生まれ。「グリーンマイル」(1999年)、「チャーリーズ・エンジェル」(2000年)、「アイアンマン2」(2010年)など超メジャー作品の脇役として、日本でも長年親しまれてきた。 <受賞スピーチ▼> <アイアンマン2▼> |
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2017 | マハーシャラ・アリ 「ムーンライト」 小学校時代に優しく接する麻薬の売人を演じた。 出演時間はわずか24分。過去10年間で最短での受賞となった。それだけ強烈なインパクトを残した。学校でいじめられ、家庭では母親から育児放棄されている少年が唯一頼れる大人として、ヤバさの中に包容力やたくましさを感じさせるキャラクター。繊細な演技とストリートスマート的立ち振る舞いが際立った。 米マイアミを舞台に自分の居場所を模索する少年の成長を、少年期、青年期、成人期の三つの時代構成で描いた本作は、作品賞と脚色賞も受賞。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2016 | マーク・ライランス 「ブリッジ・オブ・スパイ」 ソ連のスパイ役を演じた。冷厳な表情の中に、過酷な人生を強いられた男の悲哀をにじませ、ベテラン舞台俳優の力を見せつけた。一見ショボクレおやじだが、その奥に人並みはずれた知恵と強い意志の力が感じられる。まさに老獪。 イギリスの舞台俳優。1960年1月生まれ。1980年デビュー。演劇界で輝かしい経歴を重ねてきた。1995年からシェイクスピア・グローブ座の芸術監督を10年務めた。米トニー賞を3回受賞。英ローレンス・オリビエ賞を2回受賞。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2015 | J・K・シモンズ 「セッション」 音楽学校の教師を演じた。主人公を徹底的にしごく役柄。鬼気迫る演技で、信者を洗脳するカルト教祖のようだ。ピンと張り詰めた緊張感とホラー映画のような恐怖をもたらした。 デミアン・チャゼルの長編監督2作目。チャゼルが高校時代にジャズドラマーとして活躍した自身の実体験に基づいている。助演男優賞、編集賞、録音賞の3部門を受賞。 今回が初のオスカーノミネート。1955年1月デトロイト生まれ。2002年からの映画「スパイダーマン」3部作に出てくる雑誌編集長としてお馴染みになった。「ジュノ」(2007年)のお父さん役としても有名。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2014 | ジャレッド・レト 「ダラス・バイヤーズクラブ」 トランスジェンダーのエイズ患者を演じた。マッチョな主人公と組み、海外から未承認薬を持ち込んで患者に配る事業を始める役柄だ。主演マシュー・マコノヒーとともに男優W受賞を果たした。 強烈な存在感だった。情があって、心に傷を抱えたこの人物像に、命を吹き込んだ。 18キロ減量し、女装にも挑戦。ジョン・レノンの暗殺犯を演じた「チャプター27」(2007年)では逆に約30キロ増量しており、その徹底した役作りも話題になった。 1971年ルイジアナ州生まれ。母子家庭で育ち、空軍だった祖父の転勤で引っ越しを切り返した。母親がヒッピーだったため、アーティストに囲まれていたという。 1992年に俳優を目指してロサンゼルスに移住。1994年にテレビドラマ「アンジェラ 15歳の日々」にレギュラーの脇役で出演。1998年「シン・レッド・ライン」でショーン・ペンらトップスターたちと共演。キャリアを重ねていった。 本作でオスカーを獲った後は、メジャー映画からのオファーが相次ぎ、2016年「スーサイド・スクワッド」でジョーカー役を演じた。2021年の「ハウス・オブ・グッチ」ではSAGアワードの助演男優賞にノミネート。2022年「モービウス」主演。 本作は、賭博と女に遊びに明け暮れるクズのような男が、エイズ患者になったのをきっかけに、政府や製薬会社と闘い、無認可薬を普及させる姿を描き、作品賞にもノミネート。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2013 | クリストフ・バルツ 「ジャンゴ 繋がれざる者」 2010年に続き、再びクエンティン・タランティーノ監督での受賞となった。 ドイツ人の元歯科医で賞金稼ぎの男を演じた。元黒人奴隷のジャンゴを相棒として雇い、お尋ね者を次々と倒していく。 本作は、1960年代半ばから70年代まで、イタリアを中心に製作されたマカロニウエスタンがベース。マカロニウエスタンの娯楽性を生かしながら、アメリカの負の歴史を描いた。脚本賞も受賞した。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2012 | クリストファー・プラマー 「人生はビギナーズ」 俳優部門で史上最高齢の82歳で初オスカーとなった。 「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役で知られる。 受賞スピーチでは、「私より2歳年上なだけなのに、今までどこにいたんだい」とオスカー像に話しかけ、「生まれた時、既にスピーチの練習をしていたが、あまりにも昔のことで忘れてしまったよ」と笑わせた。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2011 | クリスチャン・ベール 「ザ・ファイター」 貧困の中からボクシングの世界王者を目指す兄弟を描いた物語で、主人公の兄を演じた。麻薬中毒者になりきり、異様な存在感を放った。目玉をギョロギョロさせて怖いくらいのハイ状態。しかし、途中から自分を変えようと必死になる役柄。 配役のモデルとなった人物からボクシングの集中トレーニングを受けて13キロ減量し、毛を抜き、歯並びまで変えた。 過保護な母を演じたメリッサ・レオも助演女優賞に輝いた。 本作は、米国で1990年代に活躍した実在のボクサー、ミッキー・ウォードの実話に基づいた物語。貧しい大家族に生まれたミッキー(マーク・ウォールバーグ)は、天才的な元ボクサーで麻薬中毒の兄、ディッキーや、マネジャーを務める母(メリッサ・レオ)と世界王者を目指す。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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2010 | クリストフ・バルツ 「イングロリアス・バスターズ」 狂気に満ちたナチスの軍人を演じた。一見紳士然としながら冷酷無比。穏やかな中に底知れぬ怖さを秘める怪演で、名優がそろった本作の中でも圧倒的なインパクトを放った。タランティーノ監督は「彼が映画を救った」と手放しの賛辞を贈った。 ドイツ人俳優。1956年10月オーストリア生まれ。 前年5月のカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。以来、賞レースを独走した。 作品一覧→ 受賞スピーチ→ |
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